キャンプやアウトドアの場面では、携帯電話より、トランシーバーの方が圧倒的に便利です。
携帯電話だと、相手の番号をダイヤルして、呼び出しを待って、、、と、ちょっとしたことが手間なんですよね。
特にキャンプ場で、まわりのテントの子たちと遊んでいる子どもに、「ご飯だよ、帰ってきなさい〜」と言うときとか。
ということで、ファミリーキャンプでは欠かせない無線機。
うちでは以前は免許不要の特定小電力トランシーバーを使っていました。
キャンプ場の中とか、トレッキングのときに家族全員が首から下げてちょっとした連絡にはとても便利に使っていたのですが、最近はデジタル簡易無線を導入してみました。
業務用トランシーバーでは定評のある バーテックススタンダード社のVXD1 という機種です。
特定小電力トランシーバーが、出力が10mWに対して、このVXD1は1W。比較しやすく表現を変えると、1000mW、つまり特定小電力無線機の100倍の出力が出せます。
通信できる距離が100倍になるとか、そう単純なものではないのですが、飛距離が全然違うのは歴然です。
特定小電力トランシーバーは飛距離は、キャンプ場とかだったら200m〜500mくらいでしょうか。
キャンプ場内とか、複数人でのトレッキングの先頭と最後尾くらいならまったく問題ないのですが、うちで問題になったのは、実はアウトドアではなく、街中でショッピングモールに行った時です。
アウトドアで子どもにトランシーバーをもたせることに味をしめた我が家では、ショッピングモールに買い物に行くときも子どもにトランシーバーを持たせています。
子ども広場とか本屋で子どもが遊んでいる時にちょっと目を話しても大丈夫なように、ということなのですが、特定小電力無線機だと出力が弱く、建物内では1階と3階だと、上下にいても厳しかったりするんですよね。
そこでデジタル簡易無線を、ということになりました。
デジタル簡易無線は、出力が強く、本来は免許を取らなくてはいけないレベルなのですが、電波法の改正で、今では、免許を取らずに、役所に「登録」するだけで高出力無線を気軽に使えるようになりました。それがデジタル簡易無線です。
買ってきてすぐ使うというわけには行かないのですが、書類を郵送して1-2週間で使えて、個人的なレジャー目的でもそれこそホントに仕事にも使えるという便利なシステム。
さすが、1Wの出力があると、街中であっても半径1-2キロは余裕。近所の公園で遊んでいる子ども家から呼び出すのも安定してますし、ディズニーランドでもららぽーとみたいな広大なショッピングモールでも、まず通じないということはないので、すごく安心。
6歳の子どもが首から掛けるとこんな感じ。ちょっと大きいかな(笑)
子どもに持たせるときは短いアンテナに付け替えてます。
サイズは特定小電力トランシーバーより若干大きくなって、重さも増えますので、必ずしもデジタル簡易無線に軍配が上がるわけではありませんが、選択肢としてはすごく有用です。